2012年07月

ブックレット「シリーズ おかしいぞ! 暴力団対策」vol3が発売されます。

『排除社会の現場と暴対法の行方』(Amazon.co.jp)

おつかい係です。7月20日の衆議院内閣委員会で暴対法改定案が全会一致で可決されました。
こちらでご覧になれます。

衆議院インターネット審議中継 案件:暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の一部を改正する法律案(180国会閣46)

これだとわかりにくいけど、ライオンヘアジュニアはにやにやしながら遅刻してくるし、質問の時は勇ましかったけど、その後は寝てたセンセイもいるし、ずーっと寝てたセンセイもいるし、ずっとスマホいじってるセンセイもいました。デキの悪い中学校のようです。福岡県警ほかの不祥事もどんどん出てますし、そんな人たちに「おまえら人権ないし」と言われる方々はお気の毒ですね。

ご案内のとおり先に参議院で可決されていますし、衆議院本会議での成立も時間の問題です。
そんな中で満を持してのブックレット刊行です。

例によって「一人一冊」ということでお願いします。

2012年7月23日 おつかい係

おつかい係です。

親分も傍聴した6月19日の参議院内閣委員会のもようです。

小林節先生の「変節」に注目してくださいねー。ダジャレじゃないですよー

第180回国会 内閣委員会 第11号 平成二十四年六月十九日(火曜日) (参議院会議録情報 第180回国会 内閣委員会 第11号)




もともとの節先生のご意見はこちらです。

2011年11月29日大阪日日新聞コラム 一刀両断
暴力団排除条例に対する疑問  小林節
 さる10月1日に東京都と沖縄県で暴力団排除条例が施工され、これで、日本国内全国一律に同じ内容の法規範が適用されることとなった。
 多少専門的な話で恐縮だが、警察庁の指導で全国一律に同じ条例を47本も制定するならば、なぜ国会でひとつ「法律」を制定しなかったのか、不可解である。「暴力団」対策の基準がこの狭い日本で地域によって差があってよいはずもなく、現に、条例の内容に地域差などない。ならば、これは、犯罪事実の存在を前提に国民の自由を制限しようとする権力発動の問題である以上、人権問題であり、それは堂々と法律により根拠づけられるべきが、法治主義の原則であろう。
 それを、きちんとした議論も経ずに都道府県議会で通してしまった立法の手法には疑問を禁じ得ない。
 もちろん、いわゆる「暴力団」が、脅迫、恐喝、さらには、抗争と関連して殺人、傷害等の犯罪にかかわってきた事実があることは、記録上、明らかである。
 しかし、それらの犯罪は、すでに刑法等の既存の法令で規制が可能であり、現にたくさんの摘発事例があった。
 にもかかわらず、今回新たに条例が整備された以上、その目的は別にあると考えられる。つまり、その名称は「暴力団」の「排除」にあり、暴力団が高い確率で行って来た犯罪行為の抑制にはないと言えよう。
 しかし、私たちは一方的に「暴力団」と呼んでしまっているが、実は、これは「任侠」団体と呼ぶべきものであろう。それは、日本の歴史の中から生まれた、(正しくても)弱い(ために損を強いられている)者を助け、強い(が故に傲慢で、他者を卑しめる)者をくじき、義のためには命も金も惜しまない‥主義者の結社である。これは、あの有名な清水次郎長のように、国家の機能が本来的に不完全なために、いわば物陰の不正義を正すために自然発生的に生まれた団体である。
 これに対して、今回、条例は、社会が交際を絶つこと(つまり「村八分」、これは共同絶対と言う不法行為であるが‥)により、その存在すら許さない方向性を示している。
 これについては、改めて、構成員とその家族の生存権と幸福追求権と結社の自由と思想・良心の自由に対する過剰な規制ではあるまいか、という観点から、この機会に広く公論に決しておくべきではないか。

【 慶応大学教授、小林節氏の 『一刀両断』(いっとうりょうだん) 】
 ひとたちでまっぷたつに斬(き)ること。憲法学者、弁護士、政治家のアドバイザーとして活躍中。第1回は田中真紀子外相を取り上げる。永田町や霞ケ関では更迭論の集中砲火だが、小林氏は擁護論を展開する。

【 小林 節 (こばやし・せつ) 】慶応大学教授。弁護士。日本海新聞・大阪日日新聞客員論説委員。1949年東京都生まれ。1977年慶応大学法学部博士課程修了。ハーバード大学客員研究員。法学博士。『憲法守って国滅ぶ』(KKベストセラーズ)、『そろそろ憲法を変えてみようか』(致知出版社)ほか多数。


つまり、半年くらい前までは「暴力団ではなく、仁侠団体である」とおっしゃってい
たのに、先日の国会では「仁侠団体じゃない。暴力団に憲法上の人権保障などない」
というご意見でした。いったい何があったんでしょうか。

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