

水道橋(以下S) 今日は、なんだか格が違うって言うか、取組みにしても、番付けが違うよって感じなんですが(笑)。 玉袋(以下T)ファンクラブの集いみたいなもんだろう(笑)。 S そう言えば、この間、初めて宮崎さんが、朝まで生テレビ』に出られましたね。最初、バーチャルりアリティーの現実への侵食なんかがテーマになってたけど、僕なんかは(北野)たけしさんがゲームを否定するときに、「ゲームでゴルフとかやってなにが面白いんだ、自分がやればいい、それがゴルフの面白さじゃないか」っていう、そういう言い方にすごく共鳴を受けてきてるからバーチャルリアリティーなんて言葉は、一番自分にとっては対極なんですよ。でも、僕らの世代を代表する、オタクの権威とか学者とかそういう人達の言っていることが、僕には意見が合う、合わないはともかく、よく分かったんですよ。同世代的にわかっちゃうところがある。でも、世代も、そのバーチャルからも、はなはだ遠く、むしろリアリティーそのものの人、宮崎さんはなんて言うのだろうと思って見てたら、宮崎さん、なかなか登場されなかったんですけど、登場された途端に、彼ら(オタク世代)の議論の仕方に噛みついた。彼らはまず宮崎さんの話を解釈しようとするんです。 ーーじっくりと聞いて? S いや、聞いてじゃなくて、この言葉はこういう意味ですね、とかこれはこういうことをおっしゃってるわけですね、とか言う。『朝生』に出てる論客の人達っていうのは自分の意見を討論の場に預けるんですから。まず、とにかく仲間入りをさせようとする。だけど宮崎さんはジロッと彼らを睨んで「さっきから俺のいうことを色々解釈したり説明してるけど、一切するな」「おまえらの言葉で解釈されたくないんだ」と。それはつまり「体験のない奴がわかったふりをするな、仲間じゃない」ということを言っているのかな、ていうより脅しなんだけど(笑)。そこではもう僕らの世代の特徴である解釈だけの言葉では説得力を持たないという感覚をすこく受けましたね。まあ、こ一一芦で言えばあの場で叱りつける態度は昔の大島渚だと「面白い親爺」なんだけど、今回は「かっこいい大人」でしたね。 |